Restudy Life

うつを機に、人生学び直し。参考書と向き合う資格勉強、自分と向き合う人生勉強を綴ります

【うつ病体験談】仕事中に私を苦しめた4つの「できない」を紹介します

この2週間ほど、かなりキツい状態でした。

うつのマイナス症状が強く出てしまい、ほとんど何もできませんでした。

 

やっと行動できる気力が出てきたので、この間の心境や体験談を書いていきます。

 

特に、私が仕事中できなかったことを中心に。

もし「自分も似た様なことあるな」という人は、我慢せず相談しましょう。

 

 

4つの「できない」とは?

集中できない/作業効率の悪化、ミス増加

症状がキツい時は、物事に対して全く集中できません。

仕事での感覚としては、何かフワフワした状態で作業をしているイメージです。

同じ作業を繰り返したり、以前なら30分で終わった作業が1時間以上かかったり。

効率はとことん悪くなります。

また、集中できていないのでミスも多いです。

特に誤字やチェック漏れといった、ケアレスミスが多くなります。

結果に繋がらないことがほとんどなので、2倍苦しいです。

 

判断できない/昼食を買うのに10分

何か判断・決断するのに時間がかかりました。

例えば私の場合、コンビニで昼ご飯を買うのに10分ほどかかったことです。

感覚としては、自分は何が食べたいんだろう?といった判断前後の想像ができない感じです。

普通の人はそんなに時間かからないので、店員さんから変な視線を感じつつ。

 

そのような状態なので、仕事で何かを決める時に悪影響がでるのは言うまでもありません。

会議や資料作成の時など、どうするかをなかなか判断できず周りの人が困惑することもありました。

 

思考ができない/思考の停止、理解力欠如

個人的には、この思考ができないことが1番苦痛でした。

とにかく考えることができないのです。

感覚としては、頭の中で情報と情報が繋がらないという感じでしょうか。

頭の中をずっと締め付けられている感覚もあります。

打ち合わせの場では、周りの人の言っていることがわからなかったり。

資料の文字がただの記号に思えたり。

 

思考が停止すると理解もできないので、本当に仕事どころではなくなります。

なんでできないんだろう、と自己嫌悪がどんどん増す1番の原因になります。

 

人と関われない/休憩は1人がいい

人と関わることに前向きではなくなりました。

お昼休憩は大勢の人がいる休憩室や同僚との外食は避け、1人で過ごすようになりました。

感覚としては、人と関わると全てマイナスに変換して受け止ってしまう感じです。

 

他人に敏感になり、少しのことでも批判されていると思えてしまいます。

それなら、1人で何も刺激を受けず過ごした方が楽です。

 

全ての原因は脳内に存在し続ける「闇」

上記の4つの「できない」状態に陥った時、共通して起こっていることがありました。

それは、頭の中が常に「マイナス思考という闇」に支配されていることです。

 

集中できないのは、今まで起こった悪い出来事がぶり返しているから。

 

判断できないのは、良くない結果を勝手に想像しているから。

 

思考ができないのは、できない理由ばかり浮かんでくるから。

 

人と関われないのは、相手から悪い印象ばかり汲み取ってしまうから。

 

こうなると負のループから抜け出せなくなり、前を向くことができなくなります。

 

自分が周りから置いてかれていく焦りと、自分を責めすぎる嫌悪感から疲弊していきます。

 

「できない」から抜け出すために

まずは自分が苦しい状態であると理解する

上記の4つは、あくまでうつと診断された私の実体験です。

 

この症状が必ず出るとは限りませんし、個人差もあると思います。

この体験談は参考程度に、もし似たような状態になっている人がいたら注意してください。

 

「できない病」に陥って脳内を支配されると、かなり苦しくなります。

そして脳内を支配されていると気付かなければ、抜け出し方がわからないまま苦しみ続けることになりかねません。

 

何か「できない」と思えたら、まずは自分が苦しい状態になっているのを理解することからがスタートかもしれません。

 

周りを、そしてプロのカウンセラーを頼る

苦しい状況をなんとか一刻も早く抜け出すためには、周りを頼る事が大切です。

 

家族や友人などの身近な人を頼るのはもちろん大切です。

ただ、専門でない人に話し続けると自分の闇に巻き込んでしまう恐れもあります。(闇は伝染します)

そこで特に力になるのは、プロの知識やスキルです。

先日、私は初めてプロのカウンセリングを受けてきましたが、とても自分のためになったと思いました。

 

カウンセリングの内容は、また気分が良い時に改めて記事にしたいと思います。

 

最後は前向きに、一歩ずつ

うつの症状と闘いながら仕事をしている人は少なくないと思います。

私のように仕事の中で「できない」ことによるストレスや苦労も多いかもしれません。

 

ただ、うつになってしまった以上は現状を受け入れ、周りを頼りながら克服したいと思えました。

 

そしてまだうつの診断が出ていないけど似たような症状がある方は、早めに対処してほしいと思います。

 

私も含め少しでも多くの人が、一歩ずつでも苦労を乗り越えて良い方向に進めばと願う限りです。

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