仕事と給料が見合わない!と思う人が給料を上げるためにすべきこと
みなさんは「こんなに働いているのに給料これだけかよ!」と思うことはありませんか?
もしくは、そう嘆く人が周りにいませんか?
一生懸命働いていればいるほど、給料は上げて欲しいと誰もが思うはず。
そんな時、自分が理想とする給料により近づくためのお話をしたいと思います。
ぜひ「どうすれば自分の給料が上がるか」を考えてみてください。
まず給料と労働の関係性を考える
給料は「行った労働の価値」への報酬
そもそも、給料は「価値のある労働」をした分だけ支払われるものです。
簡単に言うと、働いた分だけお金として返ってくるということです。
例えば、プロ野球選手。
年俸が上がるのは、良い成績を出したことが評価されてからですよね。
2019年に初めてホームラン王になった選手が、ホームランを打ちまくっているシーズン中に「今の俺の成績と給料見合ってないなー。」と思うでしょうか。
たぶん、良い成績を出すことに必死でしょう。
形は違いますが、これはプロ野球選手もサラリーマンも同じです。
また、個人事業主やフリーランスも仕事の後に報酬が来るので根本は同じです。
多少の例外はあるにせよ、私たちは給料が出るから労働をする訳ではありません。
基本的には「働いた分だけお金がもらえる=労働が先」ということを忘れてはいけないと思います。
給料の初期設定は「未知の人材への投資」
給料は労働の価値に対して支払うものです。
しかし、社会の中では「まだ働いていない未知の人材」に対して給料額を決めなければならない場面が結構あります。
またもやプロ野球選手で例えると。
それは「契約金」や「最初の年俸額」です。
大学や高校等での野球実績や経験を見て、プロの世界でも活躍してくれるだろうという期待を込めて最初に投資しているのです。
逆に、いきなり億単位の年俸を提示される新人選手はいないですよね。(移籍する選手はプロの世界で実績があるから別です。)
それは、プロ野球選手として未知の人材だからです。
ドラフトの順位によって金額が変わりますが、上位指名の優秀な選手ほど「給料」という期待値が高いのです。
これは、会社が設定する初任給と同じです。
そしてこの初任給には会社の力が表れます。
(最近は高く設定する会社も増えていますね)
一般的な大卒者に対しての労働の期待値を平準化し、先行投資するのが初任給です。
会社としては「後は給料を上げたいなら価値のある労働で実績を出してね」ということです。
中途採用も、ある意味同じです。
履歴書や面接でその人の経験はわかっても、その能力が本当に発揮できるかはわかりません。
だから、実績を見てある程度給料を上乗せするかわりに、「ちゃんと経験値を発揮してね」という意図があるのです。
「給料に見合わない労働」をする時期はある
先ほど説明した通り、最初の給料設定は「未知の人材に対する投資」でした。
その最初の給料で働き始めた後、結果や実績が上がり能力も成長していったとしましょう。
でも査定に響かない時期は必ずあります。
それは結果の出始めや出している最中です。
つまり「仕事と給料が見合わない」と感じ始めたら、それだけ自分が成長して給料が上がる予兆だと思って良いでしょう。
自分の労働と給料が見合わないと思ったらすべきこと
見合わなくても一旦給料以上の労働を続ける
仕事と給料が見合わないと感じ始めたら、給料が上がる予兆です。
ただその仕事が短期的では意味がありません。
大切なのは、給料に見合わない労働を安定して行い続けることです。
営業なら結果を出し続けること。
事務職なら効率化や利益化を続けること。
サービスなら質の良い対応を続けること。
成果は様々ですが、業務の継続と安定こそが周りを納得させて給料を上げる一番の方法です。
「仕事と給料が見合わないから仕事量を縮小してもいいよね」と思う人は、自分で継続を放棄していることになります。
周りからは短期間頑張った一発屋という印象にもなりかねません。
周りの人から見合ってないと思われる
今回のテーマで1番怖いのは「自分の過大評価」です。
自分では給料以上の労働をしていると思っていても、周りからも同じ印象でなければただの勘違いです。
プロ野球選手のように、結果が数字で出る仕事ならわかりやすいでしょう。
ただ、数値化できない仕事もありますよね。
そんな時は、謙虚に今の業務の質を高めることに注力しましょう。
もしくは、会社のため組織のために良いことを考え続けましょう。
「彼は良くやってくれている」
「役職はないけど周りを引っ張ってくれる」
そういう高評価の声を上げてくれる上司や同僚を少しでも増やしていくべきです。
腹を割って話せる人や信頼して相談できる人がいたら、客観的な自分の評価を聞いてみても良いかもしれません。
上長や決裁者にアピールする
自分だけでなく周りからも評価を感じるのであれば、査定や面談で昇給・昇格のアピールをしても良いでしょう。
その時点で、よほど意地悪な上司でなければ同じように評価してくれているはずです。
アピールする際は、今までの結果や実績を示すと良いです。
それ以上に、今後のビジョンややりたいことを具体的に出すのが効果的でしょう。
もっと会社をこのように良くしたい。
でも今の役職だと力不足だから昇格・昇給したい。
そうアピールする方が説得力があります。
評価されないなら評価してくれる会社に行く
自分でも周りからも、給料以上の業務を継続して行う力があるという評価になったとします。
会社のため、組織のためにもっとこうしたいというビジョンもあるとします。
それでも給料が上がらない、昇格もできないとなるといよいよ会社の力不足になってきます。
そもそも、それだけの給料を払うパワーが会社にはないということです。
この時点で、自分自分の成果や経験は履歴書や職務経歴書を書く際に困らないネタが増えていると思います。
その履歴書や職務経歴書を見て、今以上の評価をしてくれる会社を探してみてください。
本当に成果を出すため、組織が良くなるために働いてきたのであれば、その経験を買ってくれる会社はきっと出てくるはずです。
とにかく自分の労働の価値を高めること
繰り返しになりますが、給料は労働に対して支払われる報酬です。
もし自分の給料と業務が割りに合わないと思うなら、割りに合わない状態を続けることです。
雇われの身の場合は、継続して自分の評価を上げるか、継続した実績を他の会社に売り込みに行くかのどちらかが給料を上げる方法です。
私自身、自分の労働と給料が見合わないと思った時がありました。
そこで会社を批判したり自分の労働を制限するのではなく、更に自分の役職以上の労働を続けてきたと思っています。
結果、今では会社員としてそれなりのポストと収入にたどり着くことができました。
(満足はしていませんが、不満ではないです笑)
もし当時の私と同じように給料と労働のバランスに悩む人がいたら、ぜひその状態を継続して「価値のある労働」を追求してください。
価値のある労働とは、誰かのためになること。
そうすれば、自分の求める給料に近づく評価を得られると思います。