Restudy Life

うつを機に、人生学び直し。参考書と向き合う資格勉強、自分と向き合う人生勉強を綴ります

医療機関で働く震災未経験者が感じたこと【3.11】

ありがたいことに、私は最近仕事が非常に忙しくて充実した日々を送っています。

そんな日常を送る中で、ふと感じることが増える日がきました。

 

3月11日。東日本大震災。

 

きっと多くの人にとって忘れられない日だと思います。

私は震災未経験者ですが、少し考えていたこと感じたことをお伝えしたいと思います。

 

震災未経験者には未知な被災者の心

未曾有の大災害となった東日本大震災から9年経ちました。

 

2万人近い犠牲者と、未だに発見されない行方不明者。

仮設住宅での生活を余儀なくされている人たち。

 

今でも多くの人が辛さや悲しみ、不自由な生活を送られていると思います。

 

私は震災当時まだ若手社会人で、仕事に一生懸命な時期でした。(今もですが)

仙台支店は営業停止になりましたが、直接被害にあうことはなかったので、正直別世界での出来事のように感じていました。

 

もちろん悲しい気持ちにはなりますが、被災者の心の想像ができないのが本音です。

 

気分が悪い方がいたら申し訳ありません。

 

被災地勤務医師から感じた危機感

この9年の間に私は転職し、今は医療関係の職場で働いています。

 

そこから、震災を体験した医療従事者と接する機会がありました。

 

とあるドクターは、震災当時に東北の病院で勤務をしていました。

その方は当時を多く語りませんが、東北地方の医療機関は大混乱だったそうです。

そこで体感した人々の恐怖・不安・疲弊・負の感情は、きっと表現できないのでしょう。

 

色々な理由があって東北から引っ越し、今一緒に働く機会がありました。

 

社会的に災害対策意識が高まる中、医療機関も災害にどう備えるかを常に考えています。

そのドクターの取り組みを通して、私はどこか冷静な危機感が読み取れました。

 

災害が発生した時の混乱から、患者様を救う。

 

それを考えた時、病院単体の収益は関係ない。

人材も医療器具も薬品も、どうすれば有効活用できるのか。

施設を跨いで、その地域にある医療機関がどう連携を取るか。

 

地域や他の医療関係者を巻き込みながら議論をリードするそのドクターからは、真剣という言葉では足りない危機感を覚えました。

 

医療従事者の使命とでも言うべきでしょうか。

震災を経験していない私にも、非常に伝わるものでした。

 

震災未経験者は何かを感じ取って行動する

そもそも医療現場は、思っている以上にシビアな場所です。

 

命に関わる緊迫した場面のプレッシャー。

失敗が許されないから厳しくもなる。

人材不足の影響が強いので、お金を出してでも人を雇わなければ回らない。

国の動きに合わせて考える対応がたくさん。

 

それでも、そんな厳しい状況で働く医療従事者がいなければ私たちの健康は守れません。

改めて社会に不可欠な仕事と思います。

 

特に震災などの一大事には、医療は身を呈して人のために働く必要がある職種の1つです。

 

被災地勤務を経験した医師の働きぶりを通して思う、震災未経験者の私たちができることは。

 

経験者から何かを感じ取り、その人たちと一緒に安心できる社会を創ることかもしれません。

 

患者も医療従事者も安心できる環境を

テレビやニュースなどで、震災経験者が共通して口にする「当たり前が幸せ」という言葉を重く感じます。

 

現在は、新型コロナウイルスという震災とは別の恐怖が世界中を陥れています。

 

今まで当たり前に手に入っていたマスクや消毒液などの日用品不足。

当然、医療現場にも影響が出ています。

優先確保施設として提供はされるので完全に不足している訳ではありません。

 

ただコロナウイルス以外の感染症も懸念される中、ディスポーザブル(使い捨て)が日常の医療機関において日用品不足は不安要素です。

 

誰もが安心して医療を受けるために。

医療従事者も安心して仕事ができる環境が少しでも早く整って欲しいと思います。

 

何かまとまらない記事でした。

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